大いなる休暇

 週刊プレイボーイの映画コラムで知って以来楽しみにしていたんですが、福岡でも上映されたことを、まずは喜びたい。ありがとう、シネサロン・パヴェリア。


 原題は "La Grande Seduction" で、直訳すれば「大いなる誘惑」になるんですが、「休暇」ってどこから出てきたんだろう。"seduction" にそんな意味あったっけ?と思わず辞書を引いてしまいました。
 映画の内容から察するに、「おれたちゃ失業してるわけじゃないぜ…単に長え休み取ってるだけだ!」って感じの、島民のポジティブさを表しているってことでしょうか。
 それとも何か元ネタがあるのかな?


 なお、パンフレットに池内紀氏がコラムを寄せていて、劇中の1シーンに関して「煙突からいっせいに、コトが無事終わったあとの吐息のように、白い湯気が立ちのぼる」と書かれています。
 しかし、あれは湯気じゃなくて、コトが終わったあとの定番:煙草の煙ではないでしょうか? ライターを擦るらしき音も聞こえることだし。