昇祭@テアトル新宿
8月21日22時より,テアトル新宿にて井口昇オールナイトイベント「昇祭」に参加した。思っていたより盛況。イベントのコンセプトは文字通り「祭」ということで,主催者はハッピ姿(女の子は浴衣)。タダでできる輪投げとかのテキ屋もあって,成功すると駄菓子がもらえた。
そして開場。劇場に入るときに,浴衣のお姉さんが蒲焼さん太郎とかくれたので,それを食っているうちに井口昇監督登場。ふんどし一丁。股間が微妙。監督も始終気にしていた。会場にまつわる怪談などしたのち,上映開始。以下は印象に残ったものを。
恋する幼虫
監督のAVを観て予習していくべきかとも思ったが,時間がなく断念。「でも,あなたなんか生きてる価値ないじゃないですか」(@乾貴美子)くらいしか前情報がなく観た。いやー傑作。上映終了後,DVDを買う金がなかったのでパンフを購入。妙に感動してしまったので,売り場にいた監督にそう言ったら,サインしてくれた上に腹を触らせてくれた。プニプニのモチ肌。ありがとう監督!
わびしゃび
柳下毅一郎さんが絶賛していたので期待していたが,手持ちカメラの酷いブレに耐えられず酔う。ラース・フォン・トリアーくらいなら大丈夫だったんだけど。仕方なく,ほとんど半目で観ていた。なんでもない女の子がものすごく可愛く見えてくるという井口マジックは炸裂しているし,まさに若気の至りな赤面もののナレーションには自分の高校時代を思い出して身悶えさせてもらったし,好きな作品ではあるんだけど。三半規管強い人がうらやましい。
スピーカーマン
童話テイスト。これだけ井口監督の作品ではないが,中盤に出演。早朝ということもあって,半分くらい寝てしまった。『アトピー刑事』『幼虫のはらわた』では主役を務めたデモ田中がどんな役だったのかさえわからん。監督出演シーンもぼんやりとしか記憶に残らず…。